皆さんこんにちは。神奈川県藤沢市を拠点に、関東地方や静岡県でプラント設備解体工事・機械据付工事・中古機械買取などを手掛ける芝工業株式会社です。
プラント内で使わなくなった中古機器は、処分するほか買取業者に依頼して引き取ってもらうこともできます。これまで、買取を選択肢に考えていなかった場合でも、中古機械の市場動向を知っておくと検討材料にできるのではないでしょうか。
この記事では、中古機械の市場動向や買取業者の選び方などを解説します。
■中古機械の市場動向を知ろう
工場等で使用されている産業機械は、長期間の使用を前提に作られているため、古くても十分使える特性があります。
工作機械等は市場に多く出回っており、中古の工作機械を取り扱う販売店も多くみられます。産業機械にはその他、食品に関わる機械、薬品等に関わる機械など、用途に合わせて様々な機械があります。
化学製品に関わる機械などは昭和初期から殆ど機能的に変わらず、モデルチェンジを繰り返しても大きく変わりはありません。そのため、試験的な製造、研究等では中古を使用している企業も少なくありません。
中古機械はきちんと正常に稼働するのか・メンテナンスに問題はないのかなど、中古機械に対して不安に思う方も多いでしょう。しかし中古であっても、高品質な機械は多数出回っています。人手不足が深刻化している製造業において、生産性を上げたり業務効率化を図ったりするのに、産業用機械等の導入を考えている企業も少なくありません。
日本製の工業製品、工業用機械は、世界から見ても高い性能を誇ります。世界の中古機械市場では、日本製もしくはドイツ製がメインとなっているのです。新型コロナウイルスの感染拡大以降、産業用機械等の需要が大幅に下がった時期もありましたが、徐々に回復傾向を見せています。産業用機械等の需要は、未来の景気を予想する指標景気と言われており、産業用機械市場が拡大すると同時に、中古市場の規模も今後さらに拡大すると予想されています。
■どんな人がプラント機械を買取ってもらうの?
プラント機械が中古市場に出回るには、まず買取を依頼する必要があります。買取を依頼するのには、どのようなきっかけが考えられるのでしょうか。多く聞かれるきっかけを、3つ紹介します。
・工場を閉鎖することになった
諸般の事情により、プラントを閉鎖する場合は、多くの手続きを取らなくてはなりません。そのうちのひとつがプラント機械の処分ですが、解体や処分には多額の費用がかかるうえ、環境に悪影響をおよぼす物質が飛散するリスクもあります。
機械を買い取りしてもらえるのであれば、解体・処分費用を抑えられるだけでなく、買取価格によって利益が得られる可能性もあるのです。
・ライン増設により不要なラインの撤去をしたい
機械の劣化が著しく進んだり、従来の機械では製造ができなくなったりすると、設備の買い替えが必要となるでしょう。自社での役目を終えた工作機械であっても、他社ではまだまだ出番がある可能性が高いものです。
特に、日本製の機械は、適切なメンテナンスの実施により、海外製に比べ長期間使うことができるため、劣化したとしても買い取ってもらえる可能性は十分に考えられます。
・他の業者で買取を断られてしまった
プラント機械は、設備の大きさや機械の特殊性などから、一般の買取業者では取り扱っていないことも多いものです。プラント機械の買取を専門に行なっている業者であれば、豊富な専門知識を持っており、査定や買取をスムーズかつ適切に依頼できます。
上記の理由から、プラント機械の買取は専門業者へ依頼すると安心です。
■機械買い取りやプラント施設の解体業者の選び方
プラント機械の買い取りや施設の解体には、業者への依頼が必要です。業者を選ぶには、どのようなポイントに着目すると良いのかを見てみましょう。
・解体に必要な資格や許可を持っているか
プラント施設を解体するには、解体工事業の登録か、もしくは解体工事・建築建築一式工事・土木一式工事などの建設業許可が求められます。さらに、解体のための大型重機も必要です。
許可に加え、プラント施設の構造や解体に関する知識および経験など、プラント施設に関する幅広いスキルを持つ業者を選びましょう。
・豊富な経験があるか
機械買い取りでは、取扱件数が多いほど適切な市場価格や需要を把握しています。また、機械の運搬には重量運送という専門スキルが必要であり、安全な運搬には豊富な経験が必要です。経験が少ないと、輸送中に建物や道路などを傷つけてしまうリスクがあります。
解体経験が豊富な業者であれば、資料と現地調査により正確な見積もりを出してくれます。解体工事で発生し得る不測の事態も含めた見積もりであり、安全な工事が施工できるだけでなく、予算との大幅な相違を避けることができるのです。
・外部委託せず自社で対応しているか
解体業者の中には、一部の解体工事を下請業者などへ外部委託するところもあります。外部委託をしないと、そのぶん中間マージンにかかる費用が抑えられ、トータルコストも下げられます。
また、プラント施設の解体には、ロングブーム車や3ピースアーム車などの大型重機が必要ですが、解体業者が重機を保有していないと、レンタル代がかかります。レンタル代の負担がなくなるだけでも、工事費用が変わってくるのです。
・有害物質除去に精通した専門業者との取引があるか
プラント施設には、アスベストが含まれている可能性があります。また、解体工事の施工中に、ダイオキシンなどの危険物が発生するケースも考えられます。
有害物質を除去するには、解体業者で対応できない作業があるため、専門業者による対応が必要です。専門業者との取引があれば、適切に連携をとりながらアスベストやダイオキシンが除去できます。
・買い取り査定では現場の対応もチェックが必要
プラント機械の買い取りでは、一般的な買い取り同様まず査定をしてもらう必要があります。このときの対応で、礼儀や言葉使いに充分気を配っているか、しっかりチェックすることが大切です。
買い取りが成立しなかったときでも、出張費は請求されないケースがほとんどですが、一部業者で請求することがあるようですので、確認してから査定を依頼した方が良いでしょう。
プラント閉鎖は、手続きや作業が多いため、少しでも労力や手間を減らしたいものです。機械買取から解体まで一貫対応できる芝工業にお任せいただければ、スムーズに作業が進められます。
芝工業では、解体工事のエキスパートとして、ワンストップで解体工事を承ります。これまでに、多くの化学工場で解体工事や買い取りをお受けしてまいりました。実績と経験を生かし、適正価格での買取を実施しております。
神奈川県藤沢市を拠点とし、関東全域での工事に対応可能です。その他のエリアも、どうぞお気軽にお問い合わせください。工事中には、安全への配慮はもちろんのこと、悪臭や騒音などへの環境対策も万全に行います。化学工場は、特殊な薬品を多く使っていることもあり、環境配慮基準を遵守した工事が、我々解体業者・買取業者にとっての職務でもあるためです。
プラント機械の買い取り相場が分からない・工場の統合により過剰になった機械を高く買い取ってもらいたいなど、化学工場における買取のお問い合わせやご相談がございましたら、どうぞお気軽に芝工業までご一報ください。