混合機(ミキサー)の重要性と買取によるメリット

皆さんこんにちは。神奈川県藤沢市を拠点に、関東地方や静岡県でプラント設備解体工事・機械据付工事・中古機械買い取りなどを手掛ける芝工業株式会社です。


幅広い分野の工場で使われている機械のひとつに、混合機があります。混合機は、素材を均一に混ぜるのに重要な機械であり、製品の品質を向上したり製造工程を効率化させたりするのに役立ちます。


今回は、工場での製造工程における混合機の役割や、買い取りが必要になったときの流れなど、混合機の重要性についてご紹介します。




■そもそも混合機(ミキサー)って何?



混合機とは、2種類以上の物質を混ぜ合わせるための機械です。混ぜ合わせる物質は、固体同士・液体同士・固体と液体・気体と液体など、製造物によって異なります。


混ぜ合わせる行為の表現方法は、物質の主な材料が液体の場合は「撹拌」、固形物であれば「混合」、力を入れて練り合わせる必要があるもの(ゴムなど)の場合は「混練」と呼ばれます。つまり、混ぜ合わせる行為をどのように呼ぶかによって、取り扱っている材料が判別可能です。


混合機は、物質を混ぜ合わせるだけでなく、主な材料に少量の物質を混ぜ合わせる「添加」の作業にも使われています。その他に、同じ材料の大きさがばらついている場合に、均一にするため混合するケースもあります。




■混合機(ミキサー)の用途や種類



混合機の用途は、食品分野(粉末状の食品)・医薬品分野(薬品類)・化学分野(着色剤・接着剤・塗料)など多岐にわたります。物質を均一に混合することで、製品の品質や製造工程の効率化などに大きく役立ちます。


混合機は、回転原理によって2つのタイプに分類できます。容器回転型は、物質を入れた容器そのものが回転し、混合するタイプです。物質を均一に混合でき、デッドスペースが生じません。粉状の物質を混合するのに広く使われています。


撹拌型は、容器内に設置した羽根やブレードなどが作動し、物質を混合するタイプです。狭い設置スペースでも使用でき、安全性が高い混合機です。


混合機の種類は、以下のように容器の形状によって分類する場合もあります。



・V型混合機


V字の形をした容器が回転することで、容器内の物質を混ぜ合わせます。容器の回転により重力と遠心力がかかり、物質の集合と分離が繰り返されることで容器全般に行き渡り、後述するW型混合機よりも短時間で均一に混合できます。



・ W型混合機


2つの円錐台に円筒部分を挟んだ形をした混合機です。V型混合機同様、回転させることで遠心力が働き、物質が効率良く分散されます。シンプルな構造のため、簡単に清掃や洗浄が可能です。



・ドラム型混合機


ドラムの形をした円筒状の容器を回転させ、物質を混ぜ合わせます。ドラムを回転させる角度が、水平だけでなく傾斜をつけた変更も可能です。異物混入が防げるほか、物質の粒子の形状を崩さずに混合できます。



・リボン混合機



容器が回転するのではなく、容器内に設置されたリボン状の羽が回転するタイプであり、撹拌型の基本タイプです。回転部が外部にないため安全性に優れており、狭い設置スペースでも使用できます。容器の形やリボンブレードの数などによって、種類が分かれています。



・スクリュー型混合機


スクリューと撹拌軸がどちらも回転することで、ムラなく混合できます。円錐の形をしているため物質が排出しやすく、大量の物質を混合するのに適した混合機です。少ない動きで混合でき、物質の損傷が抑えられます。




■混合機(ミキサー)が不要になった場合の処分方法



機械の経年劣化や解体などにより、混合機が不要になった場合には、「排出事業者処理責任の原則」に則り、適切な処分方法の選択が求められます。主な処分方法を3つ紹介します。



・産業廃棄物として捨てる


混合機は工業機械のひとつであり、廃棄するには産業廃棄物として扱います。産業廃棄物の取り扱いは、必要な許可を得た産業廃棄物処理業者へ依頼しなくてはなりません。


具体的には、産業廃棄物を運搬するのに「産業廃棄物収集・運搬業許可」・処分には「産業廃棄物処分業許可」が必要です。許可を得ていない業者へ、産業廃棄物の運搬や処分を依頼すると、業者だけでなく依頼した側も責任が問われます。


業者を選ぶには、運搬業と処分業の許可の有無を確認し、書面による契約を交わすことが重要です。そのうえで、マニフェスト伝票を発行し、適正に処理されたか確認と記録を忘れずを行いましょう。



・販売業者に引き取ってもらう


混合機の処分を検討する理由のひとつに、買い替えが挙げられます。この場合、販売業者に古い機械を引き取ってもらうと、新しい機械の購入資金に充当できる場合があります。


ただし、古い機械の引き取りには回収費用がかかる場合があるほか、新規購入を条件に古い機械を引き取る業者も見られます。買い替えによる処分であれば、引き取りが可能か販売業者へ問い合わせてみましょう。



・買い取り業者に買い取ってもらう


混合機がまだ使える状態であれば、買い取り業者に買い取ってもらうのがおすすめです。混合機の処分にはコストがかかりますが、買い取りを依頼できればコストを抑えられます。


混合機は工場での需要が高く、状態や種類によっては高価な買い取りが期待できるものもあります。積極的に検討してみると良いでしょう。




■買い取り業者に任せるメリットと選び方



混合機の引き取りを買い取り業者に任せると、買い取り代金により廃棄費用を抑えられるメリットがあります。また、買い取り業者が保有しているノウハウにより、事前査定による適切な代金とスムーズな作業で買い取りを依頼できます。さらに、買い取り業者のネットワークにより、販売業者や不用品回収業者では取り扱いができない混合機であっても、買い取りが可能となる可能性が高まるのです。


買い取り業者を選ぶポイントとして、柔軟な対応ができるか・窓口から施工まで同じ担当職人が手掛けるか・現場に合った施工ができるか・混合機の解体や撤去から輸送までワンストップで依頼できるかなどをチェックしてみましょう。




■まとめ


今回紹介してきたように、混合機が不要になった時も、種類や状態によって買い取りが依頼できる可能性があります。混合機の買い取り依頼により処分費を抑えられるよう、まずは買い取り会社へ事前査定を依頼してみましょう。


混合機の買い取りは、ぜひ芝工業へお任せください。弊社では、関東一円を中心とし、東日本エリア全体で混合機の買い取りを承ります。混合機の解体・取り外しから買い取りまで一貫対応しており、処分のコストを抑えられるのが弊社の強みです。


混合機の買い取り以外にも、プラント閉鎖に伴うさまざまな機械の解体および買い取り業務に対応可能です。機械を売りたい側・買いたい側双方にメリットがある買い取りができるよう、「中古機械」「機械部品」「スクラップ」の3段階評価システムで買い取り査定を行っております。買い取り査定は完全無料ですので、正式なご依頼前に買い取り価格を確かめておくと安心です。


混合機の買い取り価格が知りたい・混合機買い取りの流れについて詳しく聞きたいなど、混合機の買い取りに関するお問い合わせがございましたら、お気軽に弊社までご連絡ください。